怒濤の残務処理

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お葬式が終わったから、すべてが終わったと勘違いしてはいけない。まだまだやることはたくさんあるのだ。

昨日はほぼ一日かけて、後期高齢者医療被保険者証の返却手続きやら、後期高齢者埋葬費用補助金の申請やら、とにもかくにも山ほどあるペーパーワークをせっせとこなした。電気・ガス・水道の解約、ケーブルテレビの解約、固定電話の解約。独居老人だった母が住んでいた家は、まだ元気に老人ホームで暮らしている祖母の持ち物だが、住む人がいなくなった今、様々な契約をそのまま継続することもできず、ひとつひとつ契約解除していくしかない。

昨日はそれ以外にも、私の戸籍謄本を手配したり、母の死亡記載がある戸籍謄本を手配したりと、とりあえず忙しかった。夕方にはヘロヘロだよ。

死亡証明書のコピーを取ったり、遠方からお香典だけ送ってくれた方々にお香典返しを郵送したり。入院中に滞納してしまっていたケータイ料金、ケーブルテレビの料金、NTTへの支払いなど、わずかではあるけれど残っていたものをコンビニで精算。なんだよもう、死にそうに疲れるわ。私まで殺す気か!

そして今日は、朝から知人に連絡を入れ様々な手配をすすめ、お香典を下さった方々の名簿をエクセルで作り、必要であれば手紙を送ろうと思い、文面を考えた。あの、お葬式の時に司会者が読んだポエムがどうにもこうにも忘れられず、思わずポエムっちゃいそうだったが、なんとかちゃんとした文章を書くことができた。古いアルバムを持ち帰ったが、その中のいくつかを欲しいと言ってくれたおじいさんがいたので、写真の焼き増しもしなくてはならない。

そういえば、すてきなメッセージを寄せてくれた方もいた。

昨日の夜!
君の知らせに胸をさすって目をつむった
なにかに祈ってみたい気がする
君は俺を信じてくれ
胸の底の底の底の底の方で誰かが泣いているようだ
なぜ泣いているのか俺にも分からない
君に感謝する


さて、私には兄がいるが、一応、いるってだけで機能していない。大事なことなので二度書きます。長男として機能していません。今日もまだ故郷に留まっているようで(お葬式が終わって数日経過してるのに)、一体何をしているのかと思いますが、正直どうでもよくなってきました。だから、残務処理はすべて私一人でやってしまおうと思います。

母が生前闘病しているベッドの上で、〇〇はどうなってる? あの料金の支払いはどうなった?と、連日心配していた事柄は、一つ一つ、きれいに出来ていると思う。ひとつ片付けるたび、母の魂が軽くなっていくようで、これが私にできる供養なのではないのかと思うのだ。

お通夜もお葬式もなんだか白けちゃってたし(というよりは、ほっとして気が抜けていたし)、その他一連の物事もなんの感慨もないままクリアしちゃったけど、ゆうべNTTの回線をクローズしたときにはさすがに辛かった。何十年も使用してきた電話番号がなくなるのだ。あの番号にかけても、もう誰も出ない。明日になれば、「おかけになった電話番号は現在使われておりません」。転送設定もしなかった。

それでも、一度ぐらいはあの番号に連絡を入れてしまいそうだ。
もしかしたら母が出るのではと考えて。

怒濤の残務処理」への1件のフィードバック

  1. 本当に本当にお疲れ様です。親を弔いその疲はその時吸い込んだ色々な物が身体を循環して全て出尽くすまで癒えないと思います。どうかゆっくり力を抜いてお身体を労って下さい。ウチにも機能していない長兄がおりまして、父の葬儀の事を思い出し人ごとではないと文章を読んでしまいました。(知人からもそんな話しを聞く事がありますが、長男ってこんなのなんでしょうかね?一度、全日本選抜長男にインタビューしてみたいものです)

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