一周忌

母が他界し、来月で一年になる。なんて早いんだろう。

三十五を過ぎたあたりから、月日が過ぎるのがとにかく早くて驚いていたのだけれど、この一年の早さは特別だった。すべての物事が、記憶に残らないほどのスピードで流れていった。今思い返しても、どうやって過ごしていたのかわからない。このブログを読み返せばわかるのだろうけれど、そんな気分でもない。

滋賀から静岡に戻るだけで体力・気力は奪われ、母の入院する病院に行けば行ったで主治医の話にどんよりとし、膵臓癌の末期でせん妄が始まった母との会話は一切成り立たたなかった。ボロボロの実家の居間は薄暗くて寒くて、泊まることさえできない。ビジネスホテルの寒くて狭い部屋で飲んだビールのまずかったことよ。あの実家も、きっとすでに取り壊しが始まっているのだろう(叔母さん、迷惑かけます。すいません)。

兄からは一周忌についてなんの連絡もないので、とりあえず来月、私一人で静岡に行ってくる。迷惑をかけてしまった人達にはきちんと挨拶をしなければ。

それにしても、生まれ故郷は遠くなってしまったなあ……。

北野天満宮初天神

北野天満宮の骨董市に行って来ました。久々に雨が上がり、寒さも和らいだので、それでは京都に歩きに行きますかという感じでJRと地下鉄、京阪を乗り継いで久々の北野天満宮へ。今日は初天神だから人が多いよと、タクシーの運転手さんが言っていたけれど、確かに多かったです。合格祈願の学生さんがかなり来ていたらしく、「あ、もしかして受験なの?」と聞かれてしまいました。……

帰りは下鴨神社に立ち寄り、ナカガワ小麦店でパンを購入、そこから出町柳へ。地下鉄で山科まで戻り、山科のデパ地下でちょこっと買い物して帰宅。ちょうど良い散歩になりました。
kotou1 kotou4 kotou8 kottoucihi購入したのはこんなもの。ちりめん山椒700円、フエルトのクマ顔ブローチ700円、茶碗100円。
kitanotenmanguu

今日は木曜日。生協の配達の日だ。

生協の配達は、この地域は木曜日、つまり今日と決まっている。ここに越してきてから八年経つけれど、いままで一度もその曜日が変わったことはない。最初の配達のお兄さんはとてもおしゃべりでオネエキャラな人だった。何年も配達してくれて、とても仲良くなったのだけれど、「担当が変わることになったんよ!今までありがと!」と明るく言って去って行った。

今の配達のお兄さんは、お兄さんというよりはおじさんで、笑顔がさわやかだけどあまり話したことはない。毎週、「奥さん、ここで荷物の整理をさせてもろていいですか?」と律儀に言って、わが家の庭に配送トラックを停めて、10分ぐらいは荷物の整理をするだろうか。丁寧な人だ。

そんなこんなであっという間に木曜日。
今朝は次男を叱りつけて泣かせた状態で学校へ送り出すことになった。同じ登校班のお母さん達に対する話し方がとても横着で、何度注意してもなおらないので、朝っぱらから大爆発してしまった。朝から叱って泣かせて学校に送り出すなんて最悪のパターンで、自己嫌悪に一日苦しめられることはわかっているのになぜやってしまうのか。親業ツライ。私だって叱りたくはないのに。

それでも、一日何もせずに落ち込んでいるわけにはいかない。とりあえず仕事を進めようと本やらメモを引っ張り出してきた。そしたら本のすき間からA4の紙が出てきて、「むらいリコさまへ」と書いてある。開くと次男からで「いつもやさしくしてくれてありがとう」と書いてあった。

この仕打ち……
murai
ただでさえ気分が沈みがちな、冷たい雨の降る木曜にこんな手紙を見つけるなんて。

yudetamgo親業は割に合わない。ツライので卵を煮ている。

もう廃墟とは言わせない!ピエリ守山潜入記

遠方に住む友人知人から、「アンタが行かなくて誰が行く」と言われ続けていたものの、なかなか訪れることが出来なかったピエリ守山に潜入して参りました。詳細をレポいたします。
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「もう廃墟とは言わせない!」という刺激的なキャッチフレーズをひっさげて、ピエリ守山が大復活を遂げてから早一ヶ月。そろそろ行かねばならぬと、意を決してカメラ担いで行って参りました。私は琵琶湖の西側に住んでおり、「明るい廃墟」と呼ばれ一躍有名になった前身のピエリ守山には、何度が足を運んだことがありました。テナントの半分以上が撤退し、白い板が打ちつけられたりシャッターが閉まったままになった状態でも、ピエリは便利だったのです。店舗は半分以上閉鎖されていても、ソファがあらゆる場所に設置され、トイレも清潔で、ATMやフードコート、スーパーマーケットがあったから。私にとっては幼い子供の体力を奪うに十分な広さと、最後に夕飯の材料を買うことができるピエリは一石二鳥の神施設だったわけです。天候に関係なく快適に過ごせるのもありがたかった。

だから明るい廃墟、ピエリ守山が復活する!とニュースになったときは、とてもうれしかったのです。ジモティーママンたちの間では「コストコが来るらしいよ!」「えっ、私はDIYショップが来るって聞いたよ!」「つーか、もうDIYはいらないって!」などなど、キャッキャウフフな会話が繰り広げられたのでした。

次はどんな施設になるのだろう、場所がいいからアウトドアを前面に押し出すんじゃない?、ビワイチ(自転車で琵琶湖を一周することをジモティーはこう呼ぶ)客のためのホテルとか?、今度はがらりと趣向を変えてくるに決まってるよね!……こんな感じで、期待は膨らむ一方。最終的に、ZARAやOLD NAVYなどの海外アパレルが入るらしいという事がわかると、今度こそがんばれピエリ守山と、ジモティーは祈ったものでした。だって琵琶湖の真ん前にある、あれだけ大きな商業施設が廃墟となった姿は、湖を愛するわしら滋賀県民にとって、うれしいことではなかったのですから。

おし、行くか……。

みぞれ降るとある日曜の午後、田舎の滋賀の、よりいっそう田舎の西部から、おれたちはピエリ守山に向かったのでした。前身のピエリ守山がオープンした当初、琵琶湖大橋が大渋滞を起こして、その影響で周辺道路が渋滞した記憶が残っていたこともあって、渋滞を警戒しつつのドライブでしたが、拍子抜けするほどスルッスルな感じで車は進みました。
1渋滞してないっす。

それにしても、いつ車を走らせても琵琶湖大橋からの景色は最高です。夏の天気のよい日などは、真っ白な帆を張るヨットが何艘も見えます。この日はあいにくの曇り空でしたが、ピエリは間もなく見えて参りました。
あっという間に広大な駐車場に到着。
3えっと、す、空いてますね……?

とりえあえず中に入ってみようということで、なぜだか人もまばらなピエリ守山にレッツゴー!4
入り口(1-12入り口)ではこの方がお出迎えです。5キャッチフレーズは「びわこ再度」。その下に[レイク&ハッピーサイド]モール PIERI MORIYAMAとあります。再度とsideをかけたわけやね。かけてよかったんやろか。
そして施設入ってすぐ、左手にLOGOSです!!
7キエーッ!いいじゃんいいじゃん、LOGOSいいじゃん!それもかなりの大型店舗です。琵琶湖は夏になるとオートキャンプその他の施設利用者で賑わいますから、そんな人達がキャンプ用品などを購入するにはうってつけの店舗です。そしてピエリ内には食品スーパーもあるから、バーベキューなんかもラクチンだよね。このLOGOSはうれしい。きっとこれからも利用することになるでしょう。
しかし気になったことが一つ……。
見えますでしょうか、LOGOSの前の店舗、進行方向右手の大型テナントがいきなりの閉鎖状態。
6今春OPENとは書いてあるものの、これにはカウンターパンチをくらったような衝撃を受けました。入って最初の店舗が空きテナント……。何かの冗談じゃろか……。

そしてLOGOSと空きテナントの間、河川で言えばちょうど中州のあたりに駄菓子の「思いで横町」。え、どうしよう、ショッピングモールに駄菓子屋どうしよう。ぷちぴあどうしよう……。(パンフレットによるとここは期間限定ショップということ。きっと何か他の店舗ができるか、LOGOS前の店舗がオープンされた時点で撤去されるのでしょう)

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そしてその駄菓子屋の前には宮脇書店。そう大きくない店舗でしたが、個人的には、書店があることはとてもうれしかったです。ちょっとした文具を売るスペースも。しかし文具店というよりは昔懐かしいファンシーショップ的なイメージ。
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写真がこんな感じで微妙なアングルなのは、なるべく人を写さないようにしているからなのですが、宮脇書店の隣にはスポーツショップのヒマラヤ。そしてヒマラヤの対面にある店舗は、板に覆われています。つまり、店が入っていない状態。白い板には「今春オープン」の文字がありました。その先にあるのがGAP。ここから先が、新生ピエリの売りとなるであろう海外アパレルブランドの並ぶ、華やかな区画になります。NYで言ったら5th avenueのあたりかな(適当に書いた)!

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で・も・ね……
GAPの前で「うわ!」と声が出ました。いきなりのFINAL SALE!!!
final
えっ!つか、もう閉店なんですか…?ち、違うよね。そしてGAP、ZARAの先にはH&M。

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このあたりから、 Srtadivarius、 OLD NAVYなどのブランドが続きます。店舗も大きく、明るい店内。以前のピエリに比べるとかなり大胆に改装が行われたようで、おお!と声が出ました。これはすごい。がんばったねピエリ!いいです、いい感じです!
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人もだんだん増えてきました。息子達が長靴履いているのは、わが家周辺では雪が降っていたからです。大変申し訳ありません。
そして、海外ブランドが並ぶエリアを過ぎた場所にスーパーマーケットのTOKUYA。滋賀県と言えばスーパー平和堂です。滋賀県民であれば誰でもお世話になりまくっているこの平和堂帝国に乗り込んだTOKUYA。がんばってる。絶対にがんばってる。

17このスーパーマーケットの近くには、クリスピークリームドーナツやセカンドハウス、アンティ・アンズなどのスイーツ系店舗が並びます。ついでに100円ショップのSeriaもありました。Seriaの前には名画のポスターを売っている「世界の絵画ギャラリー」。

クリスピー・クリーム・ドーナツです。都会に住んでおられるみなさんは、「ハァ?まだクリスピーに並んでるの?」と思われるかもしれませんが、滋賀県ではたぶん初出店なんですね。だから並ぶのもしょうが無い。滋賀県民を許してください。19
クリスピー・クリームの横に突然現れたのが北海道物産展です。スイーツの横に珍味。甘い物の次には塩辛いものを…って、そういう話じゃないと思うんですよ。
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桶やお櫃が並ぶ。
mokkougei
そしてこの物産展の先にある空きテナントです。このあたりから、もしかして店子が集まっていないんじゃないか…という不安で胸が一杯に。
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歩いていると、三分に一回ぐらい遭遇するこのようなサインと白い壁。再スタートを切ったばかりであるピエリの苦悩がうかがえるような気がします。
この辺りから雑貨店やアクセサリーの店が続き、ちょうどモールの中心辺り、OLD NAVYの前の広場にBURGER KINGです。個人的にはココが一番楽しみでした。

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とりあえずお腹は空いていなかったので、ずんずん進む。すると前方にペットショップのMIKUNIが見えて参りました。このショップは、最後の最後まで廃墟状態のピエリで頑張って営業していたことで話題になりましたよね。

mikuni
ペットショップの前にはゲーセンとプリクラのスペース。ヤバい、ショッピングモールにゲーセン見つけちゃった……。

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こ、これは……。
72言葉にならない。
そしてゲーセン横のオートモール。軽自動車の展示場ですね。数台は展示されていて、営業のみなさんが立っていましたが、人はこんな感じで……。写真を撮るのが憚れて、こんな感じでしか撮影できませんでした。
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キッズコーナー。たまたまキッズがいなかっただけだよ、きっとそうだよ。
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キッズコーナーの向かいには、こちらも話題になった「めっちゃさわれる動物園」です。
私なんて、揉まれまくる小動物のことを想像して、行く前から涙目でした。ここは申し訳ないけど、入場しませんでした。
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入園料、大人1000円!!!高い!それだけではなく、やっぱりあまり入る気分になれなかった。この看板の下に敷かれたコーヒー豆の袋みたいな布も、この看板も、添えられた営業時間のカードも、その奥に立てかけられた、「ライオンがいます ほんまでっせ」の看板も。何もかもが、おれの心を重くしたんだよね。

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踊るポップ体と沈む心。67
順番待ちスペース。
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忙しい日には、ここに人が並ぶのでしょうな。めっちゃさわれる動物園の横はピエリガーデン。子供の遊び場です。1回300円だったかな。ちょっとしたお化け屋敷のようになっているみたいです。
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ここもたぶん店舗が入っていないんだけど、何かを置くなりして活用しなければならないから、子供が遊べる施設を置いたんだと思います。
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気にするなよと言われればそれまでなんだけど、なんとなく寂しい雰囲気があってね……。
気を取り直して二階に向かいます。しかし向かった先はいきなり空きテナント。どうしよう、ここはどこ、私は誰なの?

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お母さんの強い味方の西松屋。しかし、ピエリでなければならない理由がわからない。899円の看板が悲しさに拍車をかける。
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また会えたね……君も空いてるのかい?

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空きテナントの横にはHEYE Puzzle。読めないけどパズルショップです。おれの砕けた心のピースを元に戻して欲しい。
ちなみにパンフレットによると、この店舗は期間限定ショップということ。
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その横にはACSE LANDという名のアクセサリーショップ。ヘアゴムとかバレッタとか、たぶん十代の女性向けショップなのでしょう。

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アクセランドの先には子供写真館のスタジオアリスとフードテラス。スタジオアリスってイオンによく入ってますよね?フードテラスには12店舗ぐらいが入っていて、なかなかどうして賑わっていました。テラス席が最高なのよ!天気がよかったらね。新生ピエリはフードコートが期待できるとジモティーママン達も言っていました。
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こんな感じで、広々としたテラス席がたくさん用意されています。これは本当に、素晴らしいと思った。なにせ、その前には雄大な比良山系と美しい琵琶湖が見えるのだもの。ピエリの財産ですよ、これは。
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つか、天気悪っ!みなさんあまりご存じないかもしれませんが、滋賀って結構雪が降るんですよね。かなり寒いんです。ただ、こんな写真であっても、ここのテラスからは、天気のよい日は美しい景色が見えるだろうと想像していただくことはできると思います。強めに想像してください。
78本当に素晴らしい眺めなんです。だからこそ、なんでそこをプッシュしないんや!という怒りも沸くってもんなんですが。

76でもね、私はこんな天気の琵琶湖も大好きですよ。雪が積もって真っ白になった山々と鉛色の空と湖。これはこれでとても美しいものです。だからこそ、なんでそこをプッシュせんのか(もういい)。

とりあえず、フードテラスから二階に戻り散策するも、ここは本当にショッピングモールなのだろうかという店舗が続きます。
なにこれ、倖田來未?ウチの店で買うてってやー!みたいな。
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なんかツライ……。
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また会えたね……。
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オーッス(もう慣れた)
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家具店のディッグ。
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digと書いてディッグ。掘り出し物っていう意味かなーって。
dig
先に進むとようやく、おっと思える店が!
46アンティークショップのアンティークマイク。ここはなかなか楽しかったですよ。ヴィレバンを暗くした感じでしょうか。
アンティークショップ手前にはAQUAMOON +PURIというプリクラブティック(?)。

48プリクラの機械がいっぱい!!プリクラってそんなに人気があるのでしょうか。若者文化についていけない。

49私の知らない世界が繰り広げられているんだと思う。盛れます!詐欺れます!プリクラってこんなに人気あったんだ……。

ここから先はこのような店舗が続きます。とりあえず、衣服を置きましたという感じ。店の奥には簡易的なレジが。

51これは一体どういうことだろう。店舗として機能していないというか、ハンガーを置いただけの店舗が続く。ショッピングモールに来て、ワゴンに山積みにされた500円の衣類を見るとは夢にも思わなかった。店内全品50%OFFの文字がツライ。

94もうヤダ……

二階の奥にはちょっとしたレストラン街があったものの、いきなり開店前オイ!(この奥にはすでに開店済みのレストランが数軒あり、賑わっていました)
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そして壁にはピエリポエムが……
86……
87まだ空いてない店舗あるじゃん……。
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気を取り直して一階に戻るも、エスカレーターの先にはまたしても空き店舗が!
55えーーっ!
95うわーーーん!!
56うえーーーん!
81いやあああああああ!!!

総括です。
ピエリ守山は以前のピエリ守山とあまり変わってはいませんでした。

もちろん店舗の入れ替えはありましたし、以前のピエリにはなかったタイプの施設もありました。しかし、前回と同じように、一階に大型店舗があるにもかかわらず、二階は店舗というよりも臨時ワゴンセールと言っても過言ではないような店舗の連続。ただ、今春オープンする店舗が数多くあるはずなので、春からはもっと活気が出るのかもしれないですし、雰囲気が変わるのかもしれません。

そして、全国的に流行っているゆるキャラですが、ピエリ守山にもゆるキャラは存在しています。その名も脱・廃キャラのアユちゃんです。このアユちゃんのキャラ設定が微妙過ぎて目が離せないでいます。まず、このアユちゃんがピエリで配っているという脱廃ティッシュ。アユちゃんのツイッターアカウントによると、

https://twitter.com/#!/jawordpresscom/status/551005432311848960

ということなんですね。

ここで私は考えるんですが、ゲスゆるくなるティッシュが欲しい人ってどれぐらいいるのかなと。ゲスゆるい、です。ここのところは好き嫌いが分かれるんじゃないかと思います。このあたりのキャラ設定も、まだまだ試行錯誤中なのではないかなと。最近のツイートには

というものがあり、これは運営側も十分状況を理解した上で、そこをプッシュする戦法をとったのかなと思いました。それとも、春には本当に大きな変化を遂げることがわかっていて、今のこの状態を楽しんでくれと言っているのでしょうか。というか、なぜ私はここまでピエリが気になり、なんだかんだ書きながら応援しているのでしょう。わけがわからなくなってきました。

とりえあえずみなさん、テラスから湖や比良山系を眺めるだけでも価値はあります。興味のある方は行ってみて下さい。

とりあえず、なるべく毎日書くと決めたので。

今日は朝から20日までに仕上げなければならない原稿を必死に書いている。今日書き始めたわけじゃなくて、数日前から書いているんだけど、なかなか上手に進められていない。数日置いて、後から書き直しなどもしたいので(寝かせるってやつですね)、明日ぐらいには完成させないといけないなと感じている。今度出版になるであろう書籍の最終章の原稿も、クロネコさんが先ほど運んできてくれた。翻訳のお手伝いをしている中川木工芸比良工房のパリでの父子展が近いため、海外からバラバラと降ってくるようなメールにも対応している。それにしたってめまぐるしい。めまぐるしいけれども、気持ちは明るくなる。しっかりとしなければ、しっかりと。きちんと立て直さなくては、いろいろなことを!

そういえば、先日スカイプで話したデンマーク人女性はパワフルだった。あれぐらいのバイタリティーがなければ海外で勝負するなんてことはできないんだろう。いつも笑顔を絶やさず、明るく、聡明だ。あまりのバイタリティーのこちらが生気を吸い取られてしまって疲れるのだが、ああいう魅力を持つ人はあまり多くない。素敵な人だな……と思っているものの、今朝またメールがあって「リコ!今日もスカイプできるかしら?」と書いてあるのを読んだ時は、思わず「グアッ!」と声が出た。すごい、すごいのひと言だ。見習わなくては。

こんな感じで珍しく忙しく動いているここ数日なんだけど、実は息子達が昨日小学校から返品されてきて、今日も出荷できなかった。小学校ではインフルエンザが流行っているらしい。もしかしたら学級閉鎖もあるかもしれない。うちの子供は学童に行っていないので、学級閉鎖になったら家にいることになる。し、仕事が……。でも、これが私に与えられた環境であるのだから、その中で精一杯やるしかない。

なんだこのポジティブ文章は。頭がおかしくなったんだろうか。それでも、これが私の今の正直な気持ちだ。ひとつひとつ、クリアだ。

osechi

そして唐突のおせち写真

ゆうべ、コペンハーゲンの女性とスカイプしました。

一度京都でお会いして半日一緒にいたんですが、すごく明るくて美人で積極的で、話していて楽しいんですね。ゆうべは急ぎのミーティングがあってスカイプ使ったんですが、自宅だとどうしても邪魔が入ります。ええ、男児ですよ。私の後ろで二人で踊りまくるから、彼女が大ウケして画面をスマホで撮影してました。彼女が住むマンションからの風景を見せてくれましたが、高めの塀で囲まれた広い芝の中庭があり、その向こうがビーチになっていました。うおー、きれいですねえと言いつつ、こっちは見せるものがありません。夜だし。琵琶湖も見えないっつーの。それでも、楽しく話して要点をまとめて、スカイプ終了。

翻訳のお手伝いをしている中川木工芸比良工房の中川周士さんが、来週からパリで展示会を開催するのです。父子展ということで、周士さんの父で人間国宝の中川清司さんの作品も展示されるとのこと。パリ在住の方は是非!

http://nakagawa-mokkougei-e.blogspot.jp/2015/01/shuji-nakagawa-exhibition_12.html

私が住んでいる地域の気候って

スコットランドによく似ている。冬は雪や雨がよく降って、長い間すっきりしない。ぶ厚い灰色の雪雲がどっかと山の上に居座って、なかなか動かない。私自身は雪も雨も嫌いではないけれど、鉛色の空が一週間続いたりすると、やはり気分が暗くなってくる。

たった一人でいる家の中で心が沈むのは辛いので、そういうときは厚着して外に出ることにしている。人生は短いのだから、少しの時間でも、暗い気持ちで過ごして無駄にしたくない。だから、歩くことにしている。とにかく前に進むのだ。寒くても、雨でも。

十分ぐらい経過すると、徐々に心が軽くなってくる。実感できる。歩けば歩くほど心が軽くなる。時には犬を連れて、時には小学校の通学路を子供達と一緒に。とりあえず、前に進めば何かが始まるのではと期待しながら行くのだ。

文章も同じなのかもしれない。書かなくちゃと思うと、どうにもこうにも進まない。書かなくちゃ、ではなく、とりあえず書いてみることが重要なんだと思う。どうでもいいことを。別にオチもないことを。今日みたいにね。

Thug Kitchen

仕事仲間で友人のKyoko Jean Adamsonさんから教えてもらった料理本『Thug Kitchen』。

http://www.amazon.com/Thug-Kitchen-Eat-Like-Give-ebook/dp/B00JV1W2YG/ref=tmm_kin_swatch_0?_encoding=UTF8&sr=8-1&qid=1420595319
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タイトル通り、全編thug(殺し屋、悪党)の口調で書かれています。

春が来たぜマザーファッカー 早くアスパラガスを買ってこい

みたいな感じ。添えられている文章が面白いのは当然なんですが、レシピ自体がとてもいい(これはamazonのレビューでも多く書かれていること)。野菜中心のヘルシーメニューできちんと考えられている。そして写真も美しい。ただ、その写真の上に乗ったコピーがすべて殺し屋風だし、レシピとレシピの間のコラムも一貫して殺し屋。こういう面白い本って今まであったでしょうか。実用的であり、同時にギャグ。楽しすぎる一冊だ。