生協の配達は、この地域は木曜日、つまり今日と決まっている。ここに越してきてから八年経つけれど、いままで一度もその曜日が変わったことはない。最初の配達のお兄さんはとてもおしゃべりでオネエキャラな人だった。何年も配達してくれて、とても仲良くなったのだけれど、「担当が変わることになったんよ!今までありがと!」と明るく言って去って行った。
今の配達のお兄さんは、お兄さんというよりはおじさんで、笑顔がさわやかだけどあまり話したことはない。毎週、「奥さん、ここで荷物の整理をさせてもろていいですか?」と律儀に言って、わが家の庭に配送トラックを停めて、10分ぐらいは荷物の整理をするだろうか。丁寧な人だ。
そんなこんなであっという間に木曜日。
今朝は次男を叱りつけて泣かせた状態で学校へ送り出すことになった。同じ登校班のお母さん達に対する話し方がとても横着で、何度注意してもなおらないので、朝っぱらから大爆発してしまった。朝から叱って泣かせて学校に送り出すなんて最悪のパターンで、自己嫌悪に一日苦しめられることはわかっているのになぜやってしまうのか。親業ツライ。私だって叱りたくはないのに。
それでも、一日何もせずに落ち込んでいるわけにはいかない。とりあえず仕事を進めようと本やらメモを引っ張り出してきた。そしたら本のすき間からA4の紙が出てきて、「むらいリコさまへ」と書いてある。開くと次男からで「いつもやさしくしてくれてありがとう」と書いてあった。
読んでいて、目頭が熱くなってしまいました。
やはり、みんな同じ経験をしていますよね。
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