一年ほど前のことだったと思う。仕事が手につかなくて、ぼんやりとテレビを見ていた。ドキュメンタリー仕立ての青汁の宣伝番組が流れていた。出演していたのはピザ専門店を営む、この道四〇年のおじさんで、ハードな仕事を支えているのは青汁ということだった。ふうん、青汁とピザねえ……と思いつつ、なぜか最後まで見てしまった。ソースからなにからすべて手作りのピザは、ちょっとびっくりするほど美味しそうだったのだ。そしてなんと、滋賀県内の店だった。一度行ってみようと心に決め、しかしなかなか時間が見つけられず、気づけば2020年に。
そして本日、行って参りました。長浜のピザ専門店、ベルペイ。
青汁のおじさんもいたし、おじさんの息子さんもいた。全部おいしかった。
この道40年ピザ
投稿者: 村井理子
翻訳をやっています。エッセイも書いています。
訳書:『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(きこ書房)、『ローラ・ブッシュ自伝 脚光の舞台裏』(中央公論新社)、『ゼロからトースターを作ってみた結果』(新潮社)、『ヘンテコピープルUSA』(中央公論新社)、『7日間で完結! 赤ちゃんとママのための「朝までぐっすり睡眠プラン」』(大和書房)、『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(新潮社)、『黄金州の殺人鬼』(亜紀書房)など。
著書:『犬がいるから』、『犬ニモマケズ』、『兄の終い』、『村井さんちの生活』、『全員悪人』、『家族』など。
連載:考える人(新潮社)、あき地(亜紀書房)、よみタイ(集英社)
好きなもの:本、犬
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