休校DAY5
週末を休校にカウントするかどうか迷ったけれど、まあいいか~。週末に書かなくてもいいんじゃないかと思いつつ、休校でダメージを受けているみなさんの3分の暇つぶしになればいいかなと思って、滋賀の山奥の状況をお知らせする。入校もできたしね(疲れた&ええ本じゃった)。
昨日、せっかくの休みなんだから、何かひとつ一緒に成し遂げようと言う私に、妙に冷めた表情だった二人。「一緒にシリーズのドラマでも見ない?」と、妙なテンションで言う私に、次男はあきれ顔で「どうせ途中で辞めるやん」と言った。長男は、「えー、めんどくせー」と言った。
次男の言う「どうせ途中で辞めるやん」は、思春期特有の反抗的な発言ではなく、今までの(私の)実績から出た正直な感想だったと思う。というのも、私は今まで何度も目を輝かせながら、息子たちにさまざまな提案をし、ことごとく途中でギブアップしてきた。それは息子たちの興味を維持できるコンテンツを私が用意出来なかったとか、そういうことじゃなくて、私がシンプルにギブアップしてきたのだ。とにかく時間がなかった。体力が続かなかった。ほら、また仕事だ、言い訳だ……と息子たちが言うようになったのは、これが原因でもあるだろう。ごめんな!
「どうせ途中で辞めるやん」と言われた私は、実はちょっとだけ傷ついた。傷ついたのがわからないように装ったけれども、たぶんバレていたと思う。出来れば、いろいろなことに付き合ってくれ、楽しい休みにしてくれるやさしい母……というイメージを息子たちには植え付けたかったが、実際のところは、なんでも途中で放り出す母というイメージしかないだろう。ごめんな、ほんと。
傷つきはしたものの、それでも昨日の私はあきらめなかった。「まあ、そう言わないで、ちょっと見ようよ」と言って、『あまちゃん』を5話ぐらい一緒に見たと思う。すごく面白かった。この子かわいいよね、この音楽いいよねと、息子たちも喜んでいた。
そして今日だ。お昼すぎから『あまちゃん』を見ようと約束していたので、朝6時に起きて原稿を直しはじめたものの、午後1時になっても終わらない。「ドラマ、もうちょと待ってくれる?」と言うと、「何時まで待てばいいの?」と次男。「3時ぐらいかな」とブルブル震えながら返すと、「ええっ、3時まで?」という声。かーなーり、辛くなってきて、「ごめん、待ってくれなくてもいいよ。今日はまだまだ終わりそうもないから、また明日にしよう。それに、嫌だったら無理に付き合ってくれなくてもいいんだよ……あるいは、もし見たいって言ってくれるんだったら、それはうれしいけれども……」と、英語の構文みたいな返事をしてしまった。翻訳文体か。
すると次男は私のところまでやってきて、「俺は、母さんと一緒に見るのは嫌じゃないよ」と言った。次男は怖くなるほど核心を突く子で、すべてを見ている子で、私の悪いところをはっきりと指摘する子だが、きっと、私を傷つけることを誰よりも怖れている。あなたの勘違い、全然違うと言われてしまうかもしれないが、私はそう感じている。
結局、16時頃に作業が終わり、息子たちと一緒に『あまちゃん』を見た。今日は6話ぐらい見た。すごく面白かった。
夕べのばんごはん:ハンバーグ、味噌汁