休校がはじまって今日で22日だ。ニュースでは一斉開校なんて話題が流れてくるが、これは本当にそうなるのだろうか。今から感染者が増えないという保証はどこにもないと思うのだが……。もちろん、親としては開校してもらったほうがありがたいが、先の見えない状況のなかで、一抹の不安がある。まったく、とんでもないことになってしまったものだ。人口の少ない過疎地に住んでいるとなかなか実感は湧かないが、嫌な時代に生まれちゃったな……。
さて、息子たちがどうしているかというと、今日もリラックスして楽しそうにしていた。もうすっかり休校のリズムに慣れてしまったようで、朝からウキウキだ。こういうときには双子のありがたさが身にしみる。常に横に相棒がいるっていうのはとてもいいことだ。いいことだけれど、母は今日、朝から疲労感マックスで胃が痛く、なんだか一日中眠かった。毎日ごはんを作るのにも、少しでもいいから復習しろと言うのにも疲れてしまった。こんなこと書くのはイヤだけど、やっぱり寄る年波には勝てないよなあと思う。ここに来てすっかり、中年だとか初老といった言葉が浮かぶようになった。おらも早く引退してえ……。
子育てに正解はないというのはわかっている。しかし、もう少し正解っぽいものが見えてもいいんじゃないのかといつも思う。私は常に、不安を抱えている(子育てについて)。常に、これでいいのか、もしかしたら大きな間違いをしているのではないかと恐怖を感じている。最悪だ。
そして今日は、新潮社『考える人』で連載している『村井さんちの生活』がアーップ!
https://kangaeruhito.jp/article/13299
なんだかすっかり暗い話題になってしまったのだが、またもや兄のことを書いた。もうこればかりは仕方がなく、なにせ死んでしまってからというもの、そのことばかり考えてしまうのだ。私と一緒に東北を走りまわった兄の元妻も、そればかり考えてしまうと言っていた。強烈な体験しちゃったもんなぁって思う。それはグロテスクとは違う、なんて表現したらいいのかな、あのアパートのなかに残っていた兄の呼吸というか、動き、流れ、重さ……それを共有した、私、彼女、そして長女の三人しかわからない、あの強烈な何か。あの何かが私たちにひっきりなしに訴えてくるんだろう。おれはここで生きていて、そしてひとりで死んだんだよって。バカだなあ、兄ちゃん。
原稿にも書いたけれど、私は今まで兄を避けて生きてきて、兄のことが大嫌いで仕方なかったんだけど、今となっては、私は兄のことを全然嫌いではなく、むしろ大好きだったんだろうと思う。バカだよなあ、私も。
晩ご飯:豚肉の薄切りとモヤシのポン酢ニンニク炒め、ごはん、味噌汁、温泉卵、シャウエッセン。