休校DAY 43-44+兄の終い補稿

デンデラ率がアップしている。髪を切りに行くことができないからだ。NO密をスローガンに掲げている私は、美容院に行くことも自粛している。

滋賀のママンたち

 仕事で誰かと話をしなければならないケースでは、zoomとかSkypeに移行されていくということなんで、なんとかごまかせるだろう。顔のまわりに髪がかかるのが何より嫌いなので、ゴムを使ってギッチギチにひっつめている。そして眼鏡をかけている。楽だからという理由で米袋みたいなゆるゆるの四角いワンピースを着ている。完全にデンデラだ。なんだかもう、山に捨てられたことへの恨みを抱きそうになっている。

 外には一歩も出ることができなくなりそうで、気分が落ち込んでしまう。仕事もなかなかはかどらないし、心にモヤがかかったようになっている。家のなかにいれば、それでいいのだからと思うものの、先が見えない不安感が思いのほか強い。仕事の保障もない。こんな状況で、どうやって希望を抱けばいいのだろう……なーんて、息子たちと一緒にテレビを見ながらぼんやりと考えていたら、イケワン本の編集者のN籐さんから電話があった。N籐さんからかかってくる時は、たいがい、面白いことが起きる前触れなのだが、そんな電話だった。わはははと笑いながら話していたら、なんだか明るい気分になった。私も相当単純である。

 少しだけ補稿。先日の取材でもお話させて頂いたのだが、『兄の終い』の登場人物、兄の元妻の加奈子ちゃんには名言が多い。原稿に残すか削るか、最後の最後まで悩んだ彼女の言葉があって、それは、彼女が兄のアパートでたばこに火をつけながら言った、「あたし、ダメな大人なんで」という言葉だった。私は小さい声で、「ぜんぜんダメじゃないよ」と答えた。

 忘れられない加奈子ちゃんの言葉はまだまだある。「人を憎むのは苦しいから、私は好きじゃないんです」もそうだ。そして、いつまでも怒り続ける私に言った、「理子ちゃん、死んだ人の罪は消えます。そろそろ切り替えましょう」も忘れられない。それから車をビュンビュン飛ばしながら言った、「理子ちゃん、バックレちゃおう!」も最高だった。

晩ご飯:キムチ鍋。豚肉、豆苗三パック、その他野菜。ラーメン。

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