
今日は義母の受診日。朝9時に病院から連絡が入り、主治医が急な用事で休診となったということだった。薬もだけれど、今日は介護認定に必要な主治医意見書を頂きに行くという重要な任務があったため、それを先方に伝える。すると、現状を詳しく知るために問診票を記入していただきたいということだったので、夫とともに病院まで行ってきた(義父母は診察がなくなったため自宅待機)。今月の通院介助は夫の順番だったが、問診票の記入を任せてはならないという野生の勘に突き動かされるようにして、私が記入しなければならないという悲壮な決意とともに、私も行った。
病院に到着してロビーのあたりで問診票を記入していたら、アグレッシブな感じの男性患者が大声でケアマネさんを罵っていたので、これはまた大変だわ……と、付き添いのご家族に対して、そしてもちろんケアマネさんに対してもいたたまれない気持ちになる。ご本人も、そうなりたくてなったわけではあるまいし、やっかいな病気ですよ、認知症は。
問診票記入し、看護士さんに渡し、薬も処方していただいて、途中CoCo壱番屋に立ち寄り、カレーを買って、超特急で実家に戻る。朝、病院に行く前に保険証を受け取りに行ったときは電気もついていたけれど、昼前に戻ったときは電気もすべて消され、エアコンも消され、なんというか……こうなってしまうのか、という気持ち。
エアコンも電気も消されてしまった部屋で、長袖のパジャマを着て寝ている義父を、横に座った義母がうちわでゆっくりと扇いでいた。時空が歪み、熱気が籠もる空間。まるで義母が義父を育てているかのような姿だった。もしかしたら、義父を赤ちゃんだと思っていたのだろうか。どんなホラーよりも現実が怖い。何時間そうやっていたのかはわからないが、介護認定が無事終わり、介護度が変更されることを祈るしかない。とにかく時間がないと焦るばかりだ。進行スピードに子世代のパワーが追いついていない。
今日は今からゲラ読みと原稿。明日は締め切り3本だ。がんばるよ、ワイは。