休校DAY 23,24

休校がはじまって24日。困ったことになってきたなとさすがに心配になってくる。休校がはじまったばかりのときは、これはきっと数週間の話だろう、4月のはじめまでには、なんとなく丸く収まっているだろう……なんて考えていたのは、私だけではないと思う。オーバーシュートの入り口にいると報道されているのをちらちらと見ながら、長期戦も覚悟しなくちゃいけないのかなと思っている。

 とにかく、家のなかにいることしかできないのだろう。それによって収束するのであれば、落ちついて、粛々と、そうするしかないと思う。子どもたちにも言い聞かせている。これは気をつけなければいけない日々だよ、と。そして、8割の人の症状は軽いが、残りの2割は入院が必要で、全体の5%は集中治療室に入る……なんて声を聞くと、「あ、わたし、ちょっとマズイんじゃないの……?」という気持ちになってくる。心配(だって持病が)。たぶん、多くの人がそう考えているだろうと思う。

 そんな落ち着かない日々ではあるのだけれど、経済対策にまつわる報道を見ると、本気なの? と脱力してしまう。もちろん、最終案ではないだろうし、混乱しているに違いないと感じてはいるのだけれど、しかし、本当にこちらを見てくれているのだろうか。いま、このとき、困窮している人がいると想像しているのだろうか。

 躊躇しながら書くけれど、亡くなった兄のアパートにあった財布には、しわしわの千円札が2枚しか入っていなかったし、銀行口座は空っぽだった。仕事のある日を記したカレンダーに書かれた×(バツ)は、亡くなる数日前から途絶えていた。

 いろいろ調べたけれど、兄のケースはレアじゃない。兄の財布の中身を見て、本当に苦しい人は助けてくれとも言えないほど打ちのめされていることを知った。そんなことを考えて、元気の出ない一日だった……が、明日はしっかり働こう(キリッと誓う)。私にできるのは、普段通りに働き、できる限り家のなかにいることだ。

昨日の晩ご飯:ココイチ(胸焼け)

休校DAY 21, 22

休校がはじまって今日で22日だ。ニュースでは一斉開校なんて話題が流れてくるが、これは本当にそうなるのだろうか。今から感染者が増えないという保証はどこにもないと思うのだが……。もちろん、親としては開校してもらったほうがありがたいが、先の見えない状況のなかで、一抹の不安がある。まったく、とんでもないことになってしまったものだ。人口の少ない過疎地に住んでいるとなかなか実感は湧かないが、嫌な時代に生まれちゃったな……。

 さて、息子たちがどうしているかというと、今日もリラックスして楽しそうにしていた。もうすっかり休校のリズムに慣れてしまったようで、朝からウキウキだ。こういうときには双子のありがたさが身にしみる。常に横に相棒がいるっていうのはとてもいいことだ。いいことだけれど、母は今日、朝から疲労感マックスで胃が痛く、なんだか一日中眠かった。毎日ごはんを作るのにも、少しでもいいから復習しろと言うのにも疲れてしまった。こんなこと書くのはイヤだけど、やっぱり寄る年波には勝てないよなあと思う。ここに来てすっかり、中年だとか初老といった言葉が浮かぶようになった。おらも早く引退してえ……。

 子育てに正解はないというのはわかっている。しかし、もう少し正解っぽいものが見えてもいいんじゃないのかといつも思う。私は常に、不安を抱えている(子育てについて)。常に、これでいいのか、もしかしたら大きな間違いをしているのではないかと恐怖を感じている。最悪だ。

 そして今日は、新潮社『考える人』で連載している『村井さんちの生活』がアーップ!
https://kangaeruhito.jp/article/13299

 なんだかすっかり暗い話題になってしまったのだが、またもや兄のことを書いた。もうこればかりは仕方がなく、なにせ死んでしまってからというもの、そのことばかり考えてしまうのだ。私と一緒に東北を走りまわった兄の元妻も、そればかり考えてしまうと言っていた。強烈な体験しちゃったもんなぁって思う。それはグロテスクとは違う、なんて表現したらいいのかな、あのアパートのなかに残っていた兄の呼吸というか、動き、流れ、重さ……それを共有した、私、彼女、そして長女の三人しかわからない、あの強烈な何か。あの何かが私たちにひっきりなしに訴えてくるんだろう。おれはここで生きていて、そしてひとりで死んだんだよって。バカだなあ、兄ちゃん。

 原稿にも書いたけれど、私は今まで兄を避けて生きてきて、兄のことが大嫌いで仕方なかったんだけど、今となっては、私は兄のことを全然嫌いではなく、むしろ大好きだったんだろうと思う。バカだよなあ、私も。

晩ご飯:豚肉の薄切りとモヤシのポン酢ニンニク炒め、ごはん、味噌汁、温泉卵、シャウエッセン。

休校DAY 19, 20

週末、なんだかんだと忙しく、更新する時間がなかったので、2日分(土日分)まとめて。

 また新しい一週間がはじまった。新コロナウイルス感染防止のための一斉休校開始から、早くも3週間が経過したということになる。今週は登校日があるけれど、それからあとは再び春休みに入るわけだから(今のところは4月7日まで)、あと少なくとも2週間程度は休みになるわけだ。ということは、トータルで5週間だ。正直なことを書けば、私自身が子どもたちの学校生活復帰に対応できるかどうかわからない。

 学校がまたはじまると考えると、ものすごく嫌な気分になっている。私は親だというのに、気分は完全に子どもの頃に逆戻り、つまり、学校があまり好きでなかったあの頃に戻っている。ああ、学校めんどくさい。行きたくないなー(行かなくていいんだけど)。

 しかし一方で、子どもはどうかというと、そろそろ休校にもゲームにも飽きてきて(!)、友達や先生の顔が見たいと言い出している。外で会うこともあまりないし、ネット上でかろうじて繋がっているだけ。担任の先生にいたっては、まったく会うことができていない。子どもにとって担任の先生と過ごした一年は、大人が考えるものよりも、ずっとずっとずーーーーっっと、大切な時間のようだ。

 『あまちゃん』は2周目も終わりつつあり、ストーリーを追いかけるというよりも、のんさんを追いかけるフェーズに入ってきている。あまちゃん関連本を買って欲しいとせがまれ、張り切って買ったわけだが、私は自分の息子たちが、本を抱えてあれだけ喜ぶ姿をはじめて見た。本というか、写真集なんだけど。「こんな写真、ネットでは見なかったなあ」という言葉を聞いたときは、そ・れ・だ!! と思った。ネットにはない情報が、本にはありまぁす!! と興奮して言うも、無視される。

 それで、私の生活はというと、相も変わらずだ。仕事はちゃんとしている。ため息が出そうな量だけれど、最後までがんばらなくてはと思っている。

 ここ数日、ネットやテレビを見ていると、何かが違うと思うようになった。例えばだけれど、休校になって子どもが毎日いることでエンゲル係数がすっごく高くなっちゃって困るわあと愚痴ったとする。するとそれを聞いた家事の上手な人から、「シンプルで手に入れやすい食材でも、工夫をすればご馳走になりますよね」と返されたとすると、私はたぶん、そうですよね~と答えながらも、そんな言葉聞きたかったわけじゃないよなって寂しく感じるだろう。だって~、そのシンプルな食材を工夫するのは私じゃんって思うだろう。そこが大変だわって言ってるのに~。そんな場面が増えたように思う。

 口に出さなくても、人間っていうのは本当に様々なことを考えているものだ。よく知っていると思う人だって、あなたがまったく知らない一面を持っている。静かに話を聞くことで、楽になれる人はいる。こんなときだからこそ、相手の気持ちを尊重したいと思った。

この二日の晩ご飯:煮込みハンバーグ(缶のデミグラスソースとトマトソースをテケトーに混ぜたソースで煮込む)、竹の子ごはん(不人気)とかぼちゃのスープ(めいらく)。

休校DAY 18

今日、次男にはじめて、本を買って欲しいと頼まれた。今まで本屋に何度連れて行ったかわからない。本だったらいくらでも買ってあげるからと言い続けたのに、今まですっかり無視されていたが、『あまちゃん』がきっかけとなって、ついにそのひと言が出たのだ。

「あまちゃんの本を買って」 *° 。*:゜☆ヽ(*’∀’*)/☆゜:。*。 *:.。☆.パァァァァァァ

 結局、若い人、というか中学生を動かすのは恋なんだなと再確認した。私も、ドラマで見た俳優が好きで雑誌を買ったし、小説の主人公が好きになって、シリーズものの小説を読破したりしたものだった。本のなかの人なのに、確実に恋してたもんね(長谷川平蔵ね。鬼平マイラブ。それから大岡越前の大岡忠相マイラブ。それから榊原伊織を演じた竹脇無我さんは太秦映画村のトークショーで見て、二週間ほどヨレヨレになりました。美し過ぎる無我。名前からして最高。『無我』)。結局、あまちゃんの公式ファンブックと、のんさんの写真集を買った。そして息子たちは『あまちゃん』二周目に入り、二周目だからこそわかる伏線をひとつひとつ確認していた。まあ、がんばってくれたまえ。好きになった作品はとことん好きになって欲しい。

 今日は、新刊『兄の終い』の見本が届いた。とても素敵な装丁にしていただいて感謝。本っていろいろな人の助けを得て、ようやく一冊になる。だからこそ、できあがってくると感動する。内容が暗いのではと思われるかもしれないけれど、そうではないと自分では思っている。私と、兄の元妻加奈子ちゃんが、塩釜、多賀城を移動しながら、次々と難問をクリアしていった話だ。5日間という短い時間で、兄が残したすべてをどうにかして片付けた。そして、私と加奈子ちゃんは、超がつくほど仲良しになった(もしかしたら私がそう思っているだけかもしれないけど)。

 人間が突然死ぬとどうなるのかということを、延々と考えている。加奈子ちゃんもそうらしい。

 突然死ぬと、物が残る。食べ物が残る。ごみが残る。メモが残る。その残ったものから、すべてが見えてくる。料理していた姿、酔っ払って寝ていた姿、たばこを吸っていた姿、怒っていた姿。そしてなにより、倒れている姿。そんな兄の息づかいがわかるすべてを、ほんのわずかだけ残して、私がすべて処分してきた。まさかそんな役目が回ってくるとは夢にも思わなかったが、それが私でよかったと今になっては思う。

昨夜の晩ご飯:そうめん。めっちゃ寒かった。

休校DAY 17

とうとう、『あまちゃん』を最後まで鑑賞した。そして息子たちは重度のあまロス状態だ。最終回を見たあとに「具合が悪くなった」と言っている。「なんだか胸が苦しい」と。それはあまロスと言って、あまちゃん放映終了と同時に、日本中で多くの人がかかっていた症状だけど、もしかしたら恋なのでは……? と言うと、はっとしていた。「続編ないの?」と悲痛な表情で聞いてくるので、あっさり「ないね」と答えた。がっくり肩を落としている。しかし、のんさん主演の映画が公開中だったはずだけど……と慰めつつ調べてみると、なんと新コロナウィルスの関係でチケットの事前販売はないし、小中高生は鑑賞をお断りすることがありますと記載されていた。大人は鑑賞してもいいが、小中高生はダメなのか。大人であっても席はひとつ飛ばしらしい。まじ? よくわからないが、まあ、そういうことらしい。映画館もこれでダメだとわかったので、ますますわが家の中学生は行き場を失っている。

 休校はまだまだ続くので、朝ドラ鑑賞第二弾として『ちりとてちん』を大プッシュしてすぐに見はじめたのだが、あまロスがひどすぎて途中で悲しくなったそうで、結局、『あまちゃん』の二周目に入っている。母としては、『ちりとてちん』の神ナレーター・上沼恵美ちゃんねるの「ようこそのお運びで。厚く御礼申し上げます」を、一刻も早く全身に浴びたいのだが、そうもいかないようだ。しかしながら、何か一つやり遂げたのはいいこと。15分という長さのドラマを150話ほど鑑賞するというのは、本を読む行為に似ていないでもない(すげー強引)。朝ドラの完走は、一冊読み終えたときの感動と、確かに似ている。そしてNHKさんに声を大にして言いたいのは、「芋たこなんきん」も放映お願いします!! それから『おしん』ですけど、死ぬほど長いわ~って思っていたら、なんと全297話か! びっくりしたわ! ながっ!

 さて……。今日も朝から原稿のチェックだった。連載の書籍化に伴う作業と、翻訳本の作業だ。どちらも根気がいる。しっかりとやらないとなと思いつつ、窓から外を眺めると、すっかり春だった。庭木のつぼみが膨らみだし、庭の雑草もすでにワイルドな状態である。ハリーは日がな一日ベランダで昼寝をしていた。三連休はびっちり働く気でいたが、一日休んで草刈りをすべきなのかもしれない。

昨日の晩ご飯:ブロッコリーとパルミジャーノのパスタ。茹でたブロッコリーをにんにくと一緒に寝落ちしそうになるほど炒めて、ボロボロになったところでパスタと和える。仕上げにパルミジャーノをたっぷりすりおろす。まあ、大人のメニューですね。子どもには無視されて、あいつらポテチ食べてました。

休校DAY 16

信じられない……もう16日も経過したのか。毎日毎日、息子たちと一緒にいると、なんだかこの状態が普通だったように思えてくる。息子たちはそれぞれが好き勝手なことをし、再開した塾に通いはじめている。毎日仲良くダラダラしている。なんかいい雰囲気じゃん? まあ確かに勉強はしてないけど、なんだか楽しそうじゃん? これでダメなのかな? これでいいんじゃないの?……と考える自分を叱責する自分。「なぁにを言ってんだ! ここで復習をさせなきゃダメじゃないか! こんなチャンス、めったにねぇべ!」(夏ばっぱ)が出てくる。ああ、心の安らぎが欲しい。学力低下の心配までしなくてはならないとは、本当に大変だよ、今回の休校は。

 『あまちゃん』はついに東京編が終わり、アキが北三陸に戻ってきた。ユイちゃんがすごーーくかわいい。休校になって唯一よかったのは、朝ドラのビンジが出来たことだな。次は『ちりとてちん』を見ようよと双子を説得しているが、二人はそろそろ解放して欲しいみたいだ。

 さて、今日は私的には忙しい日だった。確定申告の作業がやっと終わってほっと一息つくまもなく、連載の原稿を書いて送った。午後になって、訳校をチェック。なんだか本当にダメだな、私……と思いつつも、ここで諦めたらダメだ!! と考える。ここで諦めたら、今まで必死にやってきた努力が水の泡だ。もう少しだ、ここで負けちゃだめだ……毎日がそんなことの繰り返しである。毎日、毎日、こうやって自分に言い聞かせて、生き延びている。

 夕方、CCCメディアハウスの田中女史から封筒が届いた。3月末の新刊のリリース(宣伝のちらしのようなもの)が入っていた。さっそく、一緒に東北に行ってくれた叔母にもメールした。すぐに返事が届いた。叔母さんはこのブログを読んでくれているようだ。新刊、読むのが怖いとあった。兄は叔母にとって、特別な子だったから。私にとっても、兄は特別な人だった。

昨晩のごはん:近江牛ステーキ(もらった)

休校DAY 15

休校DAY 15
今日から学習塾の授業が再開となった。約2週間ぶりである。再開と言っても、午後6時ごろから9時過ぎまでの授業なので、日中は私と一緒に息子たちも家にいることになる。『あまちゃん』はすでに、アキが種市先輩と付き合うところまでいっている(しっかり見続けている)。3人でソファに寝転がり、ハリーと一緒にあまちゃんを見ていると、宿題もなかなかやらないし、ゲームばっかりだけど、みんな健康だし、犬はかわいいし、もうこれでいいやと思う。もういいじゃん、だって生きているんだもん(目標設定がどんどんあやふやになってくる)。

 先日、兄の元妻の加奈子ちゃんに連絡をした。いろいろと伝えることがあったのだ。返事には、多賀城にまた行きたいなと書いてあった。そうだね、多賀城にまた行きたいよね。

 実は最近、兄の夢をよく見る。多賀城にあった兄のアパート近くのスーパーで、兄が買い物をしている夢だ。警備員の制服のうえに厚手のコートを羽織った兄が、スーパーのカゴを片手に買い物をしている。焼きそばのパック、カット野菜、それから豚肉を少し。兄は焼きそばのパックについている粉が嫌いで、ちゃんと焼きそばソースを買う人だったから、豚肉のパックをカゴに放り込んだあとに、ゆっくりとソースの棚まで行き、一番大きな焼きそばソースを手に取る。カゴに入れる。少し歩いて菓子パンのコーナーに行き、あんパン、クリームパン、少し安くなった食パンを選ぶ。最後に安い缶チューハイを手にして、少し躊躇して、カゴに入れる。

 夢のなかの兄はいつも、少し寂しい表情をしている。じっと黙ってなにも話さない。兄らしくないそんな姿で、私の夢に出てくる。

昨夜の晩ご飯:ツナカレー(弟)、クリームシチュー(兄)

休校DAY 14

今日はいいことと、悪いことがあった。まず悪いことだが、息子たちと衝突した。LINEを繋ぎっぱなしで遊んでいるのはいいとして、相手が出ないのに、延々と呼び出し音を鳴らしているので、いらっときた。あの、悪夢のようなLINEの呼び出し音。私は仕事をしているというのに。つか、自分の部屋に行けばいいのに。なんで私の横で、ずっとゲームをしているんだあああああ……ぬわあああああああああああ(怒和嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼)!!!!

 いいことは、明日から塾が再開されるという連絡があったことだ。妙に明るい先生が、「おかあさん、こんばんわぁぁー!」と電話してきてくれた。検温とマスクが必須ということだ。なんでもいいです。先生よろしくお願いいたします!!

 今日は朝から『考える人』の原稿を書いた。締め切りから一週間ほど遅れてしまった。急いで送ったために、なんと、『犬(きみ)がいるから』の原稿を送ってしまったのだった! 無事考える人の入校を済ませたあと、9月刊の書籍の原稿を手直しし、それからもうひとつの原稿を手直しした。なんだかもう疲れてしまって、絞っても絞っても、これ以上出てこない。降参だ。今日はもう書けない。明日はもう少し元気に書きたいものだ。私と同じぐらい、休校で疲れているみなさん。どうぞご無事で……。

晩ご飯:ベーコンと大葉のパスタ。めっちゃ不評。もうどうでもいいわい。

休校DAY 13

今日はどこに行っても行列だった。これには驚いた。だって数日前まで、マクド、ケンタ、モス、王将、全部ガラガラだったのに、今日なんて店舗もドライブスルーも長蛇の列。家に籠もるのも限界があるし、今日はいい天気だったから、そりゃあ出かけようという気分にもなるだろう。スーパーに立ち寄ると、トイレットペーパーもティッシュも、その他の製品もすべてちゃんと売られていた(お一人様一点のみだけど、特に紙製品は)。土地柄もあるだろうが、のんびりとした雰囲気が戻りはじめたような気がする。塾の先生からも電話があり、そろそろ授業再開らしい。助かる。息子たちが家にいることは楽しいことでもあるけれど(特に、あまり手がかからなくなった今となっては)、そろそろ静かな環境で仕事をしたいんですよ、私は。息子たちは、今日も飽きずに『あまちゃん』を見ていた。朝ドラ鑑賞だけはしっかりやっている。

 そういえば数日前、息子たちと『アナザーストーリーズ運命の分岐点』を見た。内容は「東海村臨界事故 終わらない闘い」。私にとっては忘れることができない事件だ。以前見たことがあるような気がしたけれど、息子たちが突然、集中して見はじめたので、私も見た。息子が「この事故、覚えてる?」と聞くので、とてもよく覚えているし、本も持ってるよ(朽ちていった命:被曝治療83日間の記録 (新潮文庫))と答えた。すかさず、「読むんだったら出してくるよ」と聞くと、いやあ、どうしようかな……とはっきりしないので、とりあえず書棚から引っ張り出してきた。なんと2冊あった。暇そうにしていたら渡してみようと思う。

 何度も書いているけれど、私はゲームよりも本がいいとは思っていないし、ゲームをやることが悪いとはまったく思わない。時間を決めて、自由にやらせるようにしている。でも、息子たちを見ていると、その大好きなゲームですら、飽きることもあるようなのだ。だからそんなときは、ゲームと同じぐらい面白い別のことを見つけると、もっと世界が広がるよと伝えたい。それが本だけだとはまったく思わない。スポーツ、映画、なんでもいい。ひとつの世界に没頭するのもいいけれども、たまには別の世界も経験して欲しい。柔軟に生きて欲しい。そして、自分が生涯をかけて愛することができる何かを、どうか見つけて欲しい。結局、私の育児の究極の目標はそこなのだと思う。

 ちなみに私自身の子どもの頃の話だけれど、私が子どもの頃にもゲームはあって(確か小学校の高学年あたりで流行りだした)、私の周りの子どもは、ほぼ100%、熱中していた。うちの兄も親戚の子どもたちも、朝から晩までゲームをやって親に叱られていた。ゲームばかりやるんじゃありませんと言われ続けていた。今の子どもたちと同じ状況だ。それで、私はどうだったかというと、集中力がまったく続かず、ゲームができなかった。あの電子音にも耐えられなかった。集中力が続かなくてゲームができないっていうのも変な話だが、私はとにかく集中ができない子どもだったのだ。先生に叱られた思い出しかない。

昨日の晩ご飯:ピザ! 薄いクラストを買ってきて、チーズとペパロニのピザを作った。手作りだから、いくらでも贅沢に作ることができる。

休校DAY 12

休校DAY 12

おいおい、もう12日も経過したか……。今日は朝からどうしても読まねばならない一冊があり、6時に起きてまずは本読み。これがとんでもなく泣ける本で、心臓をぎゅっと掴まれたような気持ちで昼までに読了。文章にまとめた。これはリーディングという仕事だ。海外で出版され、日本語に訳す可能性のある本を読み、内容をまとめるという仕事で、私も時折、依頼を受ける。たぶん、書籍の翻訳をしている方はみなさんある程度やっているのではないだろうか。一冊を読んで、要点をまとめるっていうのはなかなかどうして大変な作業だが、本読みの訓練にはなるなあと思う。だんだんスピードがあがってきたYO。

 次は、いま担当している書籍の原稿の見直しをした。何度も何度も読んで、何度も書き直したつもりでも、紙になって出てくるとものすごくダメダメなのはなぜだろうといつも思う。翻訳は読めば読むほど必ず良くなると私に言ってくれた編集者さんがいて、私はその言葉をずっと忘れず、お守りのようにして握りしめてここまできたけれど、私はいくら読み、いくら書き直しても、ちっともうまくならない。これからもずっとこうやって、読んでは直し、直してはもう一度読み、本を作っていくのかなと思う。

 作業も佳境に入り、ぐっと集中しはじめたところで、階下の中学生が騒ぎ出した。声がでかい。ドーン、とか、バーンという荒々しい物音が聞こえてきて、だんだんイライラが募ってきた。週末だからいいけどさ、昨日だってほとんど勉強なんてしてないじゃんと腹が立ってきて、二階から「仕事してんだよ!!!!! うるさいんだよ!!!!!」と叫んだら、どうも友達が来ていたようで、一階がシーン……となった。たぶん今頃LINEで、「村井んとこの母さん頭おかしい」とか、グルグル流れていることだろう。どうすればよかったですかね。うるさかったんですけど。

 そして息子たちだが、今日もしっかり『あまちゃん』鑑賞。なにかひとつでもいいからこの休みにやり遂げて欲しいと願っている私だが、どうもそれは、朝ドラ鑑賞になるかもしれない。それはそれで素晴らしいことだけれど、今日、私のところに届いた二冊を見て(早川書房さん、ありがとうございます!)、ちょっとため息が出た。懐かしい……。私が子どものころ、こんな本があったら飛びついていたと思う。というか、飛びついていたんだ。本に没頭していたあのころが懐かしい。あの頃、私の頭のなかには、東京ドーム12個分ぐらいの広い世界が広がっていたよ。君たちはどうだい? と、わが家の中学生を見て思った。読んでほしい。きっと楽しい。

今日もなんだかんだと忙しい日だった。もう少し仕事をして寝ようと思う。

昨日の晩ご飯:チキンカツ。ささみを半分にスライスして(二枚にして?)、しっかりと細かいパン粉をつけてたっぷりの油で揚げた。う・ま・い!!!!! チキンカツは、ささみか胸肉に限る。材料費は1500円ぐらいだけど、満足感は高い……! ここを見て下さい