週明けからの休校(5/6日まで)が決定した。こんなことになるとは、本当に夢にも思っていなかった……。果たして子どもたちは、5月以降、ちゃんと学校に戻ることができるのだろうか。勉強なんてぜんっぜんやってない(塾以外)。そして頼みの綱(?)だった塾からも、4月は完全に休校になるとの連絡があった。どこも大変だ。そして私は子どもの学校復帰に対応できるのだろうか。仕事はあまりはかどらない。そわそわした日々を送っている。
そんなこんなの私なのだが、今日はちょっとびっくりしたことがあった。スーパーでNO密を合い言葉に買い物していたらfacebook宛てにメッセージが届き、見慣れないアイコンに気づき、ふと見たら、なんと『兄の終い』の登場人物の方だった!! 読んで下さったらしい。すんごくびっくりして、手に持っていた豆苗(とうみょう)を落としそうになった。びっくりして、そして感激した。こんなことがあるんだ! 本当に驚いた。さっそく加奈子ちゃんに報告して、一緒に盛り上がった。
うれしいね! みんな読んでくれてるね! りょうちゃんの担任の先生なんて、みんなにオススメするって言ってくれてるんだよ! ……加奈子ちゃんも大喜びだ。私も、うれしい。
「ネット上のみなさんの感想読むとさ、兄ちゃんの評価が微妙に上がってきているのを感じるんだよね、私は……本当は悪い人じゃなかったんじゃないかなみたいな、そういう優しい言葉が多くて、なんだかありがたいね~と思いつつ、不思議な気持ち」と加奈子ちゃんに書いた。
すると、加奈子ちゃんはすぐに返事をくれた。「本のなかでは理子ちゃんの目線の兄だけれど、彼は地元ではみんなに好かれていたよ! 後輩の面倒見もよくて同級生や先輩とのつきあいもよかったし。親族以外の人にお金を借りたことは一度もなかったよ(見栄っ張りだし)。面白くて、女の人をいい気分にさせるのが上手だったから、すごくモテてたみたいだしね。理子ちゃんは知らないことが多いかも! 誰に対しても偏見や差別なく、友達が多い人だった。これもいつか書いてね」ということだった。ということで、書きました。
「あの人、本が大好きだったから、喜んだだろうね~!」とも、加奈子ちゃんは書いていた。
悲しい。私は本当に、兄のことを何も知らなかった。
奈落 幸せと不幸(俺)が交差した瞬間 多賀城駅前 どこを切り取っても多賀城カラー 仙台駅で女3人観光3分 多賀城駅 涙の牛タン弁当