雑記 20220817

20220817 歪んだ思考へのお百度参り

昨晩、またもや不安定な様子の義母から電話がかかってきた。昨日、義父を連れて病院に行った際、なぜ私を一緒に連れて行かなかったのかと涙声だった。すべて説明し尽くしてはいたが、そこは認知症、そんな前後の経緯なんてすべてすっ飛ばして、悲しみの感情をぶつけてくる。ふむふむと聞き、次は一緒に行きましょうねと伝えて電話を切る。そのことが気にかかっていたので、今朝、9時に夫実家に電話してみた。すると戻って来たのはこんなアナウンス。

この電話は現在使用できない状態になっています。

えええええ! また電源引き抜いてしまったのかとがっくりだ。はぁ~、このままにしておいたら、私が行くまで電話が使えない状態になる~と思って、またもや車をすっ飛ばして夫の実家に行く。到着すると、家のなかは真っ暗だ。寝室から、険しい顔した義父が一人で出てきた。あら、お義母さんは? と聞くと、「デイの人が迎えに来て、デイに行ったんや」と、なぜか義父が怒りながら言う。

ああ、そうだった、今日から義母は毎日デイサービスに行くことに決まっていたのだ!

義母の認知症はものすごいスピードで進行している。家にいるときはひっきりなしに動きまわり(多動)、隙あらば義父を責め(浮気妄想)、ありとあらゆるものを隠してしまう(物取られ妄想)。義母も辛いだろうが、義父もとても辛い。義父本人が先週あたりから、「もう無理や……」と言い出し、時折涙を見せるようになった。もう限界やと訴える義父の姿を見て、私もケアマネさんも危機感を覚えた。そんなこんなで、介護認定が終わり、介護度がUPしたこともあって、今日から義母は月曜から金曜まで毎日デイサービスに通うことになったのだ。

義母を安全な場所で預かってもらうことで、自宅で自由に過ごすことが出来るようになって、義父はうれしいのではと思っていたワイが甘かった。義父は、「こんなに毎日デイサービスに行くなんて聞いていない」と言うではないか。

めちゃくちゃ大きめの

が出た。

私、説明しましたやん、お義父さんが自由に過ごすことができる時間がないと、苦しいでしょ? お義母さんの多動も浮気妄想も、辛いんでしょ? と言うと、「そやけど、たった一人でここにいたら頭がおかしくなってしまう。それに、あんなデイサービスなんて何が楽しいんや、なんの薬にもなりやしない」と、まさのデイサービスへのディスが始まった。

もう一度、デカめの
が出た。腹が立って仕方がない。

そしてよくよく聞いてみると、その義父の怒りはすでにデイサービスの職員さんにも向けられたようだった。どれだけケアマネさんとかデイの職員さんが奮闘してくれていると思ってんだよとこちらは徐々にイライラしてきた。クレームやめろよ、まじで。

「ワシの前では、デイなんて大嫌いだ、絶対に行かないとずっと文句を言うてるくせに、職員さんが迎えに来ると、嘘みたいに機嫌が直って、うきうきしながら出て行くんや。そんなにデイのほうがええんか? いままでここで暮らした時間なんてどうでもいいんか? と思うんや」と言う義父に、おい、まだわかってないんかと私の中の凶暴な何かのスイッチが入る。義父の襟元につかみかかるイメージで頭の中が一杯になる。

苦しいからどうにかしてくれと言っていた義父が、まさかの嫉妬である。うれしそうにデイに行く義母が気に食わないのか。

実際に義母は、デイサービスが大好きだ。文句を言いながらも行けば、友達はいるし、職員さんは優しいし、義母が得意なことをたくさんやらせてくれていることもあって、楽しくて仕方がないのだ。それは本人も言っているし、職員さん、ケアマネさんもよく知っている。だからこそ、義母の生きる力となればと考えて、デイサービスを増やした。それに、家にいたら飲まない薬も、デイに行けば飲ませてもらえる。家にいたら暗い爺さんと二人だが、デイに行けば楽しい仲間がわんさかいる。デイの方が楽しいにきまっとるやろ。

「こんな生活になるとは夢にも思っていなかった。今まで一緒に苦労してきたのに、あんなわけのわからんものが大好きになって、うれしそうに通っている姿を見ると、ガックリする」と言う義父。そんなお前にガックリなんだよ、あたしは!!!

なんなの? 義母が楽しくデイに通ったら悪いの? 仕事を任されて、うれしいんだよ、彼女は。必要とされていることを楽しんでいるんだよ! 便利使いされるんじゃなくて、ちゃんと必要とされたいんだよ彼女は! みんなと見る映画、カラオケ、ゲーム、食事、全てが楽しいんですよ、彼女にとっては!

「仕事を与えられるというても、家のなかは散らかり放題で、意味がないやないか。デイサービスはもう終わらせたほうがええんとちゃうか」という義父に、私のなかの凶暴な何かが「終わらせるのはお前でもいいんだぞ」と答えていた。

何度説明しても、義父には義母の認知症が理解できない。理解することを放棄している。家のなかの仕事をしない、料理をしない、何もできなくなったと、まさか今の段階で義父が考えているとは夢にも思っていなかった。今度一回、ガチの話合いをしてみてもいいかもしれない。wake up callだ。嫁を舐めたらあかんぞ

“雑記 20220817” への 1 件のフィードバック

  1. 実父の初盆を終えたばかりです。
    Web版考える人、から村井さん(村井家)を追いかけていますが、ここへ来てかなりの情報量が様々な形態で提供されて、根っからのSNSやIT弱者にもかかわらず、書籍と併せて村井家の今、を知りたくて、懸命に追っております。身につまされすぎてどうしても目が離せません。
    認知症の父を看取り、同じようになってきた母に手を焼きながら、村井さんの気持ちに共感しかないです。
    今回も赤べこみたいにうなづいきながら読みました。今後も目眩く怒りや殺意や切なさの世界を何にも忖度せずに読ませていただくことを切望しています。

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