20171203 雑記

師走やんか! と気づいてびっくりした。

年末で終了する連載が二つある。毎日小学生新聞のコラージュ川柳とコスモポリタンだ。コスモポリタンは100本目の区切りよいタイミングで。週一はなかなかどうしてきつかったけれど、100本書いたっていうのは自分でもがんばったなと思う。コラージュ川柳も100作は超えているはずだ。楽しかったです。本当にありがとうございました。

来年からは、月一連載が3本、月二連載が1本になって、少し精神的な余裕ができそう。もっと書いているすごい人はたくさんいるけど、私にはそんな力はないわけで、これぐらいでちょうどいいんじゃないかと思う。翻訳原稿も押してきている(すいませんすいません)。作業をきちんとやって、それでも余った時間はブログに費やすことにしよう。突然の決意表明をしてみた。

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今年最後の大仕事だと考えていた東京出張も終わり、やっとのことで通常営業だ。多くの人と会い、話をすることは楽しいけれども、一方で疲労感も強い。誰にでもある精神的なアップダウンは、私の場合、悩みがトリガーとなるより、疲労感であることが多い。しかしこの疲労感も、寝れば治るんだからお金がかからなくていいな。ちなみに先月は本に散財しすぎた。カードの請求額を見てぎょっとした。今月も一心不乱にネットショッピングに励もうと思った。
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翻訳祭、その他

 

昨日の午後、無事滋賀県に戻りました。朝、ホテルから荷物を送ろうとクロークに行き、荷物を預け、送り状を記入して渡すと、若い女性スタッフが困り顔で、「すいません、大津市って何県でしょうか…?」と聞いてきて、滋賀県の遠さを感じた。滋賀県です、ほら、琵琶湖があるところ……と言うと、「あ! そうでした!」とにこっと笑った。朝からちょっとほっこりした。

ホテルを出ると、市ヶ谷の街は通勤する人の波であふれかえるようだった。ザッザッザ……と、音を立てて歩いていくスーツ姿の人たちの波に逆らうように、駅に向かって私たちも歩いた。ああ、この音、なんだか懐かしい。使い古された表現だろうけれど、これこそ都会の鼓動といった感じ。私も十数年前にこのような雑踏の中を、職場に向かっていた。毎日、同じ時間に同じ道を、同じ音を聞きながら歩いたものだったと思い出した。ふと息子たちを見ると、前の晩に買ったポテチを食べながらスキップしていた。大都会のど真ん中にいても、田舎の子は本格的にマイペースだ。

道路の向こう側の歩道には、濃紺のロングコートに黒革のパンプス、低い位置で結んだポニーテイル、ふわりとカールした前髪の女性が、同じく濃紺のコートに白いハイソックス、黒のローファー姿の幼子の手を引く姿が見えた。きっと近くに小学校があるのだろうなあと思いつつ、思わず、再び我が子を見ると、どこからか聞こえてくる音楽に合わせてメチャクチャに踊っていた。通り過ぎる人たちが笑っていた。いろいろな人生がある。というか、あり過ぎる。本当にこれでいいのだろうか。

今回、日本翻訳連盟 (JTF)主催の翻訳祭に参加させていただいたわけなんですが、とにかく最初から最後まで実行委員のみなさんにはお世話になりっぱなしでした。心から感謝。私が講演なんてしちゃっていいのだろうかと首をひねりつつ、でも、これから書籍を翻訳しようと考えているみなさんと、もっとも近い場所にいるのが私だろう(書籍翻訳のキャリアという意味において。つまり私だって駆け出しに過ぎないから)と自分に言い聞かせ、恥ずかしながら登壇しちゃいました。

講演でも言いましたが(そしてツイッター上に書いて下さった方もいましたが)、私自身は相当の楽天家で、ありとあらゆるものごとを自分の都合のいいように考え、辛いことから逃げるタイプの人間です。まるで、ヤギ男のトーマス・トウェイツそのものだ。集中力も15分ぐらいしか続かないし、仕事は苦しいばかりだし、家事も育児も完璧からは程遠い。料理もめんどくさい、子どもの宿題なんて見たくもない。やらねばならないことはたくさんあるとわかってはいても、ついついマンガを読んだり、そのまま昼寝をしてしまうタイプ。そんな私でも、去年はありがたいことに数冊の出版に携わることができたし、連載原稿は一本も落とさなかった(すべて編集者さんのおかげとしか言いようがない)。つまり、たぶん、好きだという気持ちを持ち続ければ、なんとかなるんじゃないかなぁ? ということです。先に何が起きるのか心配するのは、それが起きるであろう5分前で十分だと私は思う。目標に向かって、力を入れすぎずにがんばってください。

それから今回の東京滞在では、翻訳祭以外にもいろいろなことをしました。新潮社のみなさん(白川さん、菊池さん、金さん、松村さん)、ありがとうございました。Webでも考える人の松村編集長には、もったいないお言葉を頂きました。褒められると伸びる子の私は、すっかり天にも昇る気持ちでした。ありがとうございました。生活史研究家で作家、『料理は女の義務ですか』著者の阿古真理さん、お会いできてとてもうれしかったです。スープ作家の有賀薫さん、楽しいお話ありがとうございました。書評家の東えりかさん、やっとのことで息子たちを紹介することができました。亜紀書房の内藤さん、最近よくお会いしますね。ありがとうございます。CCCメディアハウスの田中さん、今回も何から何までお世話になりました。JTFの実行委員のみなさん、懇親会でお会いした翻訳家のみなさん、声をかけてくださった翻訳に携わる多くのみなさま、本当にありがとうございました。またお目にかかる日をたのしみに、今日もマイペースでがんばります(いや、ちゃんとがんばります)。
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20171125 本日の雑記

Twitterって面白いよなあと思う。終わりのない長編小説みたいだ。私は連続ものの小説が大好きで、それこそ何十年も続くシリーズを追っかけて読むのを何より楽しみにしている。どれだけすばらしい小説も、何年も続くと、物語が迷走する時期がある。長く続くシリーズであればあるほど、著者のモチベーションも下がるだろうし、そりゃ、そうなっても不思議ではない。でも、Twitterはどうだろう。書き手の数が半端ではないから、疲れはあまり見えてこない。フォローした数だけ、物語が進行していく(虚実入り混じっても、それはそれでいい)。そりゃ、ずっと見ちゃうわ。

Twitterって、新幹線の車窓から眺めるマンション群とか家々に似てるなと思う。すごいスピードで流れていく景色のなかに、様々な明かりが灯る窓が見える。あの窓の向こうには、知らない誰かの暮らしがある。様々な人生が、暮らしが、どんどん流れていく。誰かが生きて、悩み、泣き、笑い、恋をして、そして死んでいく。それぞれの人生。私がまったく知らない人の、何十年にも及ぶ人生。

新幹線に乗ると、いつも考える。みんな違って、みんないいっていう言葉、このシチュエーションに似てない? 車窓のこちら側の傍観者の言葉だと思ってしまう。所詮当事者じゃないから、みんな違ってみんないいと言えるんじゃないか。わずかに違うというだけで、不自由な思いをしている人は多いはずなのに。自分がその傍観者のくせに、こうやって考えている私も偉そうである。思考がぐるぐると回ってしまう。こんなことを朝っぱらから考えつつ、来週の東京出張前に、なんとか仕事を片づけなくちゃと焦っている。

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最近、死んだ父と母のことを頻繁に考えるようになって、ものすごく削られている。私の記憶にはっきりと残る、私の幼少時の父と母の年齢に私が近づいた、あるいは重なったことが原因だと思う。あのときの父と母と、今の私がどうにもこうにも重なって、理解できることがたくさんありすぎて、辛い。おまけに二人とも死んでるので、気の毒でならない。あのときの両親のあの言葉、あの行動はすべて、生活苦によるものだったに違いないと確信すればするほど、若かりし頃の両親が気の毒になる。私がなにより残念に思うのは、もう二人には絶対に会うことができないという、その事実だ。私のために、本当によくがんばってくれたねと、今となっては声をかけることさえできない。写真に言葉をかけたからって、何が変わるというのだろう。

週末の早朝からここまでポエムを綴ってしまうのも、すべて来週東に向かうことが原因だと思う。生まれ故郷から遠ざかっていたい。通り過ぎるのも辛い。行ってしまえば楽しいのに、行く前にちょっと気分が落ちるのは、遠足前日とか修学旅行前日となんら変わらないと思う。
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20171124 寒風吹きすさぶ

<ブログを書こう月刊のため、がんばって毎日更新しています>

今日も風が吹き荒れている。薄手のタートルネックと丸襟のシャツを重ね、その上から綿の魔女風ワンピースをすっぽりとかぶり、そのまた上から柔らかい素材の薄手のコートを羽織って、マフラーを巻いて、完全装備でハリーと家を出る(下は厚手のレギンスとブーツ)。山側から湖に向かう道は強烈な追い風で、髪がメチャクチャになった。ハリーはびくともせずに、スタスタ歩く。湖の手前で左折し、今度は横から風を受けつつ、田んぼ沿いを進む。風を遮る建物など皆無なので、山のてっぺんから吹いてくる情け容赦ない寒風に晒される。仕方がないとわかっちゃいるけど、この強い風には毎度腹が立つ。びゅうびゅうという轟音で、何も聞こえないし、耳が痛い。ハリーの耳もぱたぱたとめくれてしまっていた。

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昨日は休日で家に人がいたためあまり仕事にはならなかった。またとないチャンスということで、こやまこいこさんの『スキップするように生きていきたい』を読む。こつぶちゃんって、なんてかわいいのだろうと思った。私は女の子を育てたことはないけれど、女の子と一緒に暮らすって、すごく楽しいのだろうなと想像した。子どもといえば、今日はWebでも考える人の更新日。息子たちについて書きました。タイトルは『僕の部屋』です。

昨日作業が進まなかった分、今日は頑張らないといけない。まずはイケワンの原稿、そしてもう一本イケワンについて、雑誌寄稿分の原稿。そして翻訳原稿。私より少しだけ年上の女性作家の刑務所ものノンフィクションで、登場人物がほとんど全員女性で、肌の色も違えば人種も年齢も違う。英語とスペイン語で話す。どうしよう……と、悩みつつ、進むしかないんだろう。とりあえず、紅茶を飲んで目を覚ますことにする(起きたばかりなのに、散歩がハードですでに眠いのだ)。

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日記のようなもの

来週東京に行く。翻訳祭に参加するためだ。そこで、これから書籍の翻訳をやってみたい!と希望している翻訳者のみなさんに、どのようにしたら書籍の翻訳ができるのかという話をさせていただくことになっている。しかし、本当に、なにをどのようにしたら書籍の翻訳ってできるのか、謎が多い(言語を習得する以外で!)。なにせ、資格試験があるわけでもないし、どうやって出版社と、編集者(それも翻訳本担当)とつながって出版にこぎつけるのか、これを簡単に説明する方法なんてないような気がしてしまう。なにより、私でいいのだろうか……。そこが一番の謎じゃないの…?

とりあえずひとつだけ言えるのは、ブログを書くのはとてもいいということ。そのブログが誰かの目に留まり、いつの間にやら編集者の目に留まり……なんてことがあるかもしれない。実際に、私はそうだった。ジョージ・W・ブッシュの妄言に関するブログが、今はもう廃刊になった月刊誌の編集者の目に留まり、そしてあっという間に出版となった。そして現在に至る、というわけ。だから、みなさん、ブログを書きましょう!という話をしたいなと思ってはいるのだけれど、自分自身が最近ブログをサボっていることに気づいて、こうやってアリバイ作りをしているというわけです。

連載の入稿スケジュールが私的には厳しくて(何せ遅筆ですからね)、ここで書く文字数を連載に反映したほうがいいのではないかといういやらしい考えが脳裏をよぎり……。でも、よくよく考えてみれば、ここは何のしがらみもなく、自由に書ける場でもある。だから、これからはツイッターとかfacebookで発散せずに、ここにもきちんと書くべきではないか、初心忘るべからず、というわけ。

とりあえず、日記のようなものを書いていこう。

今日は朝起きたら風がびゅうびゅう吹き荒れていて、散歩、行きたくないなあと布団の中でいつまでもマンガを読んでいたら、愛犬ハリー号に吠えられてしまった。仕方が無いので身支度を整えて(散歩バッグを用意して)、いつものコースへ。山から吹き下ろしてくる冷たい風に体を横から押されつつ、ハリーには前に引っ張られ、もうどうにでもなれという気持ち。山を見ると紅葉している。トンビが急降下。雪が降ったら散歩は大変だろうなと思わず考えて暗い気持ちになった。家に戻り、車を出してパン屋へ。どうしても一緒に行くとついてきたハリーを車中で待たせる。ハリーは大人しく座って待つ。吠えることもない。いくつかパンを購入して帰宅。

しばらく翻訳をしたけれど、どうにも調子が出ない。今週末に入稿予定の3000ワード(雑誌寄稿分の原稿)が気になってくる。ついでに、月末の『犬(きみ)がいるから』の原稿も気になってくる。こっちは2000ワード。東京に行く前にすべて入稿してからでないと落ち着いて準備もできない。次第にイライラして、ブログに逃げてきた。つらつらと書いているうちに、ほらまた、原稿が気になってきた。ぐるぐる回っている。それでも、こうやって書いた。あとは続ける。それだけだ。

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『兵士を救え! マル珍軍事研究』、他

ほんの数年前まで、一年に一冊訳すことができれば上出来だったくせに、突然売れっ子みたいな調子で書いて申し訳ないですが、今年は女性の著者が書いた本を訳す機会が続きました。2月に『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』のキャスリーン・フリン、9月には『兵士を救え! マル珍軍事研究』のメアリー・ローチ、そして同じく9月に『子どもが生まれても夫を憎まずに済む方法』のジャンシー・ダンです。三人とも年齢が近く、50代。私は少しだけ下ですが、もうそのあたりは全部一緒ということで、訳していて何度も「わかる、わかる!」と共感できた、一年にわたる楽しい作業でした(当然苦しい時もあったけど。いや、苦しい時が多かったかもしれない……)。アメリカの第一線で活躍する作家が記した本を訳す機会に恵まれたことは、幸運以上のなにものでもありません。

さて、先週から書店用POPを書いています。どの書籍のものかというと、『兵士を救え! マル珍軍事研究』用です。『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』も『子どもが生まれても夫を憎まずに済む方法』も、女性にとっては読みやすい本だと思いますが(なんと言ってもテーマが熱いですし、明確ですから)、さて『マル珍』はどうだろう、だって軍事だし……ということで、今日は久々にブログを更新し、この『マル珍』にテーマを絞って書きたいと思います。

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著者メアリー・ローチはアメリカで(そして日本でも)人気のサイエンスライターです。今まで何冊か出版してきて、すべて日本語に翻訳されています。それを考えても、彼女の人気がわかるというものですが、彼女の最大の魅力はその濃いめのキャラにあるのではと私は思っています。すらっとした美人なんです。いつもニコニコしてて、楽しい人で、ウフフフと笑っているんです……ひとりで。

いたずらっ子なのかなって思うんですよ。毎日、誰かを笑わせることばかり考えているんじゃないかって想像しています。魅力的な人ですよね。そんな人、私は大好きになってしまうのですが、やっぱりというかなんというか、メアリーのことも大好きになってしまいました。メアリーのおもしろさっていうのは、その文体にもよく出ていて、きちんと科学的に立証されたものごとをつらつらと書きながら、突然ふざけたりします。どうでもいいことをつぶやくんです。そしてそのさじ加減がとっても上手。予期せず、下らないジョークにぶつかると大爆笑してしまうときってありますよね。そんなタイプの笑いです。わき上がってくるような、後を引くおもしろさです。彼女のすごいところは、そんなタイプの笑いを得るためであれば、潜水艦に搭乗までするというど根性です。とてもじゃないけど真似できない。そして彼女は、それをある意味大まじめにやってのけています。

メアリーには様々な顔があるように思えるのです。時にはいたずらっ子であり、気のいいガールフレンドであり、母のようで、そして姉のようでもある。そんな様々な一面をしっかりと支えているのが、サイエンスライターという、そもそもの顔なのでしょう。押さえるところはきっちり押さえ、笑わせるところは腹の底から笑わせる。あまりにも見事な手法に、憧れの念さえ覚えてしまいます。メアリー先輩、超かっこいい!

特に、最終章の「死人からのフィードバック」は、彼女のサイエンスライターとしての姿勢をよく現していると思います。戦争とは、死とはなんなのだろう。その死に価値はあるのか。永遠の問いだなあ。とても短い章ですが、命を落とした兵士たちへの彼女の思いが詰まっていて、それまでの筆致とは違う、静かな文章が続きます。是非お読みいただけたらと思います。

生殖器再生や移植のページでは最先端技術に度肝を抜かれ、そして悪臭爆弾や下痢の章では「待て、これは本当に戦争に関わっていることなのかと」あきれつつ、笑ってしまう。命をつなげた帰還兵が、自殺してしまうのはなぜなのか。助けるだけではなく、その先の人生を考える医療とは。戦争の様々な側面をぎゅっと詰め込んだ一冊です。私としては、かなり好きなタイプの本でした。軍事だけど、笑っちゃう。笑っちゃうけど、結局、こういう技術が実際に人間を救うんだよね? と納得していただけると思います。本屋さんで見かけたら、是非手に取ってみて下さい。

今日中にPOP完成するかなあ。30枚、がんばろう。

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2017年ロックの日

去年も一昨年も、今日という日になにか書いていたようなので、それであればとノートパソコンに向かっている。今朝、仕事で使用しているデスクトップで作業していたら、突然モニタが真っ黒になり、エラーが出て、そのまま動かなくなった。何をしても無反応だ。すでに7年も使ったモニタで、この一年ほどは騙し騙し使っていたこともあって、もう寿命だろうとあきらめた。自分の誕生日に、モニタが逝くなんて。

さて、ひとつ年を取ってなにか心境の変化でもあったかというと、まったくない。昨日とまったく同じ、今日もいつもの私だ。朝起きて、犬を散歩させ、原稿を読み、書き、ランチを食べ、そして今、コーヒーを飲みつつこれを書いている。いつもと全く変わらない、普段通りの一日を過ごしている。

あえて、なにか一つでも変化はないかと聞かれれば、一年前の私に比べて、今日の私はとても元気だと言えるだろう。肉体的にも、精神的にも、明らかに一年前よりはしっかりとしていると思う。余裕が出てきたように思う。常にやることが山積みの状態で、いつもギリギリの生活ではあるけれど、それでも心までギリギリの場所に追い詰められていないことは、とても幸運だと思う。

この先一年、どのように過ごそうか、今日はそんなことばかり考えている。子育てはまだ終わってはいないけれど、それでも、折り返し地点は通過しただろう。これから先は、いろいろな場所に一人で行くことができるようになるに違いない。もっと自由に働くことができるようになるかもしれない。ようやく乗り込んだ船で、スイスイと沖へ向かうのだ。ずっと先にある未来に向かって、進んで行くのだ(I hope so)。

そんな希望を持ちつつ、でっかい体をした真っ黒い犬と一緒に、梅雨の晴れ間のロックの日を堪能している。部屋の汚れが気になるから、今から掃除だ。洗濯機はすでに回っている。結局、いつもとなんら変わりない一日だけれど、今日から47周目に入ったということ。たぶん、それだけのことだ。

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やまもとりえ著 『Aさんの場合。』

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発売を楽しみにしていたコミックエッセイが届いた。この一冊を読んで共感しない女性はあまりいないんじゃないの!?というほど、ページを開いた瞬間から頷きまくりの一冊で首が痛い。

私はAさんにもなりきれなかったし、Bさんになる勇気もなかった。派遣社員をやっていたので、自分の力だったら100%入ることは無理な大企業で働いていたのだけれど、登場している課長のような人も多くいたし、女性も大勢いて、いろいろなことを見聞きしたし、経験もした。今思い出すと、なんだか時代を感じてしまうし、正直、笑える。そして、穴があったら入りたい。たかが15年ぐらい前の話だけれど。

AさんもBさんも、それぞれに思いがあって、互いへのちょっとした誤解もある。でも、ほんの少しの歩み寄りで、理解も、やさしさも生まれるのだ。女性同士のこういった関係性を描くのは、とても勇気のいることだったと思う。昨今、何かを書けばありとあらゆる方向から矢が飛んでくるし、誤解も受けやすい。それでも、途中、エッジの効いたセリフを挟み笑わせながら、最後は清々しい気持ちにさせてくれる、とても楽しい一冊だった。この年になってしみじみ思うのだけれど、やっぱり、やさしさって本当に大切。相手の立場に立って考えることで、どれだけの人が救われるかわからない。ほんの少しのことなんだけど、忘れちゃうんだよね。この一冊を読んで、改めて感じました。

それにしても、Aさん、Bさんのその後が気になるなあ。

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少し話が飛ぶのですが……。私、自宅で作業することがほとんどなのですが、この自宅作業をする時に、体を拘束するような服を着ると、ものすごく不快だし、作業が思うように進まないんですね。腕の動きが悪くなるような気がして。こんな感じの気分になるのはここ数年なので、たぶん加齢も大いに影響していると思うんだけど、とにかく、体の自由を奪われるのがどうにも辛くて、ここのところ数年は、家ではダボダボの服を着ている機会が増えました。しかし、このダボダボの服も、動きがややこしいなと感じ始め(もうどないしたらいいんや)、ああどうしよう、まさかタオル一枚巻いて仕事するわけにもいかないでしょうにと悩んでいたんです。そしたら先日、ついに答えが出ました。一筋の光が差し込みました。

まず最初に、その企業の回し者でもなければアフィリエイトをやっているわけではないとお断りさせていただいて、その解決策となったものを書きたいと思います。それは、ベルメゾンのホットコットです。ええ、下着ですね。ものすごく収縮して体にぴったりフィットします。上、下、長め、短め、それから様々なカラーで展開しています。このホットコットをですね、上下で着るわけです。そしてその上から、今流行りっぽい、長めのカーディガンを羽織るわけ。あーら、不思議。これ、めちゃくちゃラクじゃないですか。見た目はモジモジ君(死語&昭和)ですよ。でもね、めちゃくちゃ動きやすい!!!全然下着に見えないって!!!

フリーランスのみなさんには、上下のホットコットをおすすめ致します。カーディガンを羽織ればヤマトの配達にも対応可能!小さいお子さんがいるママにもお勧めしますよ。汚れたらすぐに洗えるしね。それから安いし!!
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最近のこと& ワークショップ

ここ一週間ぐらいだろうか、読書にまつわる仕事をいくつか頂いたので、原稿を書くために以前読んだ本を読み直したりしていたら、途端にまた読書にはまってしまっている。Kindle本も多く、7年物のiPadの動きが悪くてイライラしたため、思い切ってiPadを買ってしまった。unlimitedに入っているので、とりあえず何冊かダウンロードして、時間が開いたときに読むようにしている。

先日、久々にJR琵琶湖線大津駅付近を散策した。ちょっとした用事があったのだけれど、駅構内が変わっていて驚いた。以前は何もなかったのに(本気で何もなかった。寂れた平和堂が建っていただけ)、なんとスタバが出来ているではないか。スタバの二階には別のカフェが……意味わからん。そしてスタバの横には近江牛レストラン……ますますわからん。そしてその横にはちゃんぽんの店が!……でも、駅付近に座ることができる場所が増えたのはなによりだ。大津駅は山科駅の次の駅で、つまり京都にとても近いのだけれど、それを微塵も感じさせない、さすがの滋賀クオリティである。

駅から琵琶湖までまっすぐ伸びる中央大通りはきれいに整備されていて、通り沿いには赴きのある建物も多く、散策は楽しい。喫茶店や料理屋、コンビニもあり、琵琶湖まではあっという間だ。途中、京阪の石山崎本線と交わっていて、そこから京阪に乗り換えれば、大津のほかの場所にも簡単に行くことができる。踏切を渡った先は、琵琶湖だ。なぎさ公園にはゴミ一つ落ちておらず、こちらも整備されている。このなぎさ公園と琵琶湖を見渡すことができる、マドカフェは相当居心地がいいのでお勧めしたい。私も時々本を持ってふらりと立ち寄る。秋のウォーキングと散策にこれほど最適な場所はないといつも思う、最高のコースだ。

琵琶湖の東側もなかなか楽しい。美しい紅葉も、広い湖も、雄大な山々も、当然のようにそこにある。もうちょっと主張してもいいんじゃないのとは思うけれど、たぶん大津はこれでいいのだ。老後は大津もいいかもしれないな……なんて思いつつ帰路についた。
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少し前からお知らせしておりましたが、12月11日と12日の両日、大津市にあるセレクトショップ草庭にて、ハンドメイドブランドKate&Co.,がワークショップを開催します。詳細はこちらをご覧下さい。お席にはまだ若干余裕があります。質の高い、美しい製品を自分で編むことができるまたとないチャンスです!私は両日とも参加する予定です。がんばるぞ!

お申し込み先:セレクトショップ草庭
TEL 077-592-2400 080-4249-2500
FAX 077-592-2400
メール chigusa [あっとまーく] nakagawa-mokkougei.com
[あっとまーく]を@に変えてメールしてください。

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